机上に踊る胆と熱

中小企業診断士試験についての(役に立つ)所感

合格発表前日

 

 

 

 明日は合格発表です。たぶん合格してます。自信があります。自信の根拠は二次試験での「得点ルールを自分なりに把握できたから」です。そしてその、把握した得点ルールに従って「60点(合格基準)を取るための方法を明確化」できたためであり、最後に「その勉強法を反復したから」です。

 14ヶ月を投下した診断士・二次試験です。そのうち12ヶ月間は迷走してましたが、ラスト2ヶ月での気づきが非常に大きかったと思います。明日は合格発表です。たぶん合格してます。自信があります。そして以下は妄言と解釈してくれても構わないんですが、私にとっては一次試験の方が、難しかったです。二次試験のほうが、易しい試験でした。「暗記する量は非常に少ない」し「与件文にある答えを活用する試験だったから」です。

 このBlogで追々、この〝手品のタネ〟を公開していきます。タネがワカンナイうちはこの試験、魔法でも使わなきゃウカんないかのように誤解しますが。(そして明日、不合格だった場合は大笑いしてください)

 

 

二次で大切な「力の抜き方」

 

 「1億円プレーヤーのチェンジアップは球速100kmだ」ですし「100kmならオレでも投げられる」のですけども、だからとて我々が「1億円プレーヤーになれるかどうかは不明」です。いったいなんの話なのか?

 スローボールを投げられるとプロ野球界で1億円プレーヤー、これになれます。スローボールとは云うまでもなく、誰でも投げられる程度の球速の投球なんですけれども、それじゃいったい我々とプロ投手の違いは何でしょうか。この視点が診断士・二次試験とも似ているような気がするんです。

 チェンジアップと呼称されるこのスローボールですが、「力の抜き方」が大事になるみたいです。そしてマスターするには努力の方向性が、今までとかなり違ってくるようです。今までの練習では「力のつけ方」を覚えてきたわけでしょう。そんな選手ですが今度は、「力の抜き方を覚える」というんですから一時的に戸惑うみたいで、バカバカと打たれる期間を経るのがどうも普通のようです。ひょっとすると「なにやってんだー!」と怒られる期間も、あるのかもしれませんし、「やっぱりダメだ」となる期間も従来より、増加するのかもしれません。練習の量を増やしたって改良しませんからスローボールの習得では、「意識づけする点を変更する」てな練習が肝、となるってことでしょうかね。

 

 一次試験から二次試験に移行する際は、この意識差が障害となるのかもしれません。力をつける、知識量を増やすのが一次試験ならば二次は、「力の抜き方を覚える」みたいな・・・・・・「従う意識」が大切になるのが二次試験です(詳しくはhttps://con515151.hatenablog.com/entry/2018/10/31/164444)。付けた力を発揮するために、力の抜き方を覚える必要があるんです。「1億円プレーヤーのチェンジアップは球速100kmだ。100kmならオレでも投げられる」という意識を持ちつつ、その、力の抜き方を過去問を通じて学ぶ必要があります。「全力で投げるスローボール」ですが、これが出来れば診断士二次試験は、合格出来ます。そしてその、全力で取り組むべきテーマとは「従う意識」なのでありまして、「仕事経験を一旦忘れ『ふぞろい』等で紹介されてあるアッサリ答案を写経する」になると思います。「こんな程度で80点!?」という解答を我々は先ず、原稿用紙に写す作業をするのです。そして、解答の〝相場感〟をつかむことで「力の抜き方」、つまり、合格に必要な従う意識を醸成する必要があります。余計な仕事経験は邪魔になりますんで・・・・・なお具体策はおいおい、このBlogで後日語って参りますが。

 追記:

 写経用教材として『ふぞろい』をオススメする理由、それは、「80分答案だから」というものになります。受験校の模範解答は多数の講師が数日かけて作成したものです。これに対し『ふぞろい』は受験生は80分で作成した、かなりリアルな答案ですから我々受験生でも手が届く、そんな予感に溢れているのです。無論、受験校の模範解答と比較すると「これがホントに80点答案!?」てなくらいにアッサリ、してますけれどもね。でも、ホント、80分対処ではあのアッサリ感こそが我々の目指すべき領域ではなかろうかと。

 

 

得点ルールを、先ず確認しよう

 

 

 野球未経験のアスリート集団、目の前にいると仮定しましょう。そして貴方はそいつらと、野球の試合をします。さて、どうやったら彼等に勝てるでしょうか ―― 私ならば「相手が準備を整える前に」試合を申し込むでしょうか。特に、野球に於ける得点のルール、ここをヤツらが確認する前にプレーボール!してしまいます。そうしたら、勝てると思えます。準備なし状態なら如何に筋肉エリート集団とは申せ、その能力を野球場では発揮できなくなりましょう。得点ルールを知らぬのですから相手が「ええ!?140mも飛ばしたのにファール!?」とかなんとか言っているうちに、あるいは「さっきは100m飛ばしたら『ホームラン』とか言ってたじゃん!?」な文句を言っている間に彼等は、自滅してくれることでしょうから。

 天賦の才を持つ者すら、斯くの如し。才能はあっても得点のルール、未確認のままでは勝利は不能です。でも、非エリートの我々が同じ状況だったら、どうでしょう。我々サイドがルール未確認のまま、なのであれば高確率でコールド負けしちゃうことでしょう。得点のルール未確認のまま戦えば必敗なのですが、それなのに我々は今、診断士・二次でそれをやろうとしています。「どんな加点がなされているの?」な情報ナシに、戦おうとしているワケですから必ず死にます。ヘタをすれば「来年一次7科目からのやり直し」ですけど、さて、どうしましょうか・・・・・・

 

OODA > PDCA

 PDCAが大事だと言われます。ですが私は二次では、OODAが重要になるように思います。突然な話で恐縮なのですが・・・・・・一次試験では有効機能したPDCAでは、当初立てたPlanがスタートとなり、進行中の管理・監視が最重要視されるため、プロセスが重要視されます。反復練習を管理していくイメージになるでしょうかね。ですが二次では「先ず、その計画そのものが立てられない」なんてことになり易く、PDCAが回せないなんて事態を私は迎えたのでありました。原因は単純で、「どんな加点がなされるのか」が分らなかったためなんです。おそらく大半の受験生も、同じ問題を抱えているように感じますけど、ところでOODAってなんでしょうか。以下に詳細を掲載します。

・Observe

相手(ビジネスの場合では市場や顧客)をよく観察します。思い込みや予断を廃した「柔軟さ」「臨機応変さ」が求められるステージです

・Orient

上記の観察結果に基づき、状況を判断し、方向付けを行うステージです。十二分に状況を観察した後の判断なので、適確性が高まります。

・Decide

今後の具体的な方針や行動プランを策定します。適切な観察、状況判断をベースにした行動プランなので、実効性が増します。

・Act

いよいよ実際の行動となります。またAct の結果を受けて、次なるOODAのステージに移行します。こうして何度もOODAを繰り返すことで、より高いレベルの目的に達成できることから、この繰り返しはOODAループとも呼ばれます。

(参考:https://www.jscore.co.jp/column/lifestyle/2017/ooda/

 

 PDCAと違いOODAでは「観察する(Observe)」というステージを経ます。ここが重要なのでありまして私はこのステージにて「二次の得点ルールの把握」を、行いました。具体的には『ふぞろい』のABC答案の比較、これになります。比較検討の詳細なやり方などは後日掲載しますが、まあ本日は・・・・・・・・二次試験のオソロシさの面だけ、確認頂ければ結構でしょうか。「観察する(Observe)」というステージを経ないまま、やみくもに勉強時間を増加させれば、つまり、得点ルールを無視した勉強を開始すれば我々は、必ず、10月第3週に涙をのむこととなります、嗚呼無情。

追伸:  

 後日、詳細に触れる予定の「得点ルールの確認」なのですけれども、事例Iだけに話を絞れば「結論はホントに5種類くらいに限定される」んです。結論とは事例Iに於ける「解答用紙に記入すべき結論」を意味しまして、ここを外していない限り我々は二次に於いて、大幅失点を防ぐことが出来ます。具体的なトレーニング方法等についても触れていく予定です。

実戦形式で練習する。

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 突然ですがこう、なんて云いますか、自分の机から1m向こうにゴミ箱があるんです。そこへポンと何かを、放り投げますとたいていは、入るんですね。習慣になってますんで力の加減を、身体が覚えているんでしょうね。だからPC画面を見ながらなのに、なにか放り投げてもゴミ箱へ入るんでしょう、ウン。

 さて、ここでお次の課題なんですが「入ったら賞金が出る。入らなかったら罰金ね」となったら、どうでしょう。途端に難易度が上昇しませんかね。「ヤベー、入らなかったら100万円の罰金かよ」となりますと、なぜかゴミ箱へ入らなくなる。ここが非常に厄介なんですが・・・・・・・・試験も同じかもしれません。  

 試験勉強をする際に私は常に、「実戦!」と言ってました。実戦形式の中で実力を発揮、するためです。勉強時間かぁ~さあやるかぁ~ノリではなく「実戦!」です。本番!でも良いのですが一度、脳にそう命じて勉強を開始してみましょう。集中度が違ってきますから。しかも、「実戦!」と命じて取り組んだ問題、もしも間違うと「強烈な印象として残る」んです。なにせ、本番です。今、間違えた問題って本番ならば、「その一問を落としたために一次不合格だったかも」なんです。「ヤバイ!オレ、今年も落ちた」になることで強烈な印象を醸し出すんです。オモシロイ構造をしてますね、人間の脳味噌ってヤツは。

 どうせ勉強するならば、実戦形式です。そう云えば野球強豪校の花咲徳栄高(埼玉県)は練習時間、常に実戦形式なんだそうでして、部員の集中度が他校と違うらしい・・・・・・他校がマシンを相手にカキーンカキーンと打っている間、花咲徳栄は「9回裏2アウト!」とか声が飛ぶんだそうです。さらには「1点ビハインド!ランナー2塁!」な想定がなされるんだそうでして、こうなると普段は軽くセンター前に運ぶ打者が、途端に打てなくなるんだとか。そりゃ、そうでしょう。いやなにせ、1点ビハインドの最終回2アウトですよ。でも、そんな想定のもとで打席に立って「打てなかった」経験・・・・これが、真のノウハウ蓄積に繋がるんだそうです。そんな場面でしか気づけないこと、たくさんありますからね。日南学園(宮崎県)はブラスバンド演奏、グランドにガンガンに流しながら実戦想定しているみたいですし我々受験生も、この、高校球児に見習っていくべきかもしれません。常に実戦!です。  

 たとえば「答え合わせをせずに10問解く」などの、実戦形式はいかがでしょう。本番試験は(当たり前ながら)答え合わせがデキナイままです。正誤不明のまま25問を解くワケなんですから、この緊張感たらハンパない。一問毎に正誤判定して次にいく普段と大違いで本番は「さっきの問題が合ってんのかどうか不明のまま」です。当たり前ですけど、これって、かなりの難易度上昇だとは思いませんか。何点取ったか不明という状態、つまり実戦形式に身を置いて普段から学習するとかなり効果的です。

追伸:  

 一次模試の活用法ですが、「受験科目の自己採点をしない」方法もオススメ。1日目の経済学や財務会計、企業経営理論や運営管理の「得点が不明のまま2日目に臨む」という練習です。これ、想像以上にタフですよ。そしてそれこそが、実戦形式!なんでして、時間効率が100倍になるノウハウと言えましょう。なぜならそんな、実戦形式!ココで間違えた問題は強烈に、印象されますんでね。

 

BGM

情弱が「情報システム」で60点を確保する際の取り組み方を、戦略・戦術面からしつこく・ネチネチと語る・・・

 

 一次「情報システム」についてです。スマートじゃない方のホンを使い、LANケーブルを「せん」と呼び、Wifiを「うぃふぃ」と発音してた情弱・土木建設業の私ですが、いかにしてココを攻略したのか・・・・・・・メール送信を誤り、それを取り消すために「コンセントを抜く」という、疾風怒濤の対処をした私です。脳筋のためエクセルの使用法すらままならず、未だに派遣社員さんに操作法を習っているこの私の物語は、たぶん、得点力の面で福音をもたらすと考えます。なぜ、科目合格できたんでしょうか、この私が。難化の代名詞ともなったあの、H28年情シスすら56点、ゲット出来たのです。素点52+得点調整4での56とは云え、これは偉業とは言えないでしょうか。そして、以下は謙遜ではなく私以上の情弱は今まで、存在確認できていないのですがそんな私でもなぜ、翌年64点で科目合格が可能となったのか・・・・・ところで大荒れH28に関しても普通の方ならば、4加点で合格してた可能性も大です。今から述べる以下の指示に従えば来年情シスは、合格点をクリアするでしょう。なかには4~12点の貯金をする方も、現れると考えます。(自信あり)

 さて、同科目ですがどうやって勉強してますか?体験者は同意頂けると思うんですが、あの出題範囲の広大さです。ITコンサルな方すらもポロポロと、不合格で涙をのむのが同科目の特徴なんですけれどもこの試験、当たり前ですけども「ペーパーテスト」なんです。先ず以てこの事実を神に、感謝するべきなんでしてペーパーテストであるがために情報弱者すらも、メガネをかけて青Yシャツで襟だけ白いITコンサル君と伍して、戦えるのです。語ります。

 

5問 + 10問/20問ゲットを戦略方針とする。

 戦略面です。残り9カ月を使ってこの科目、いかに対処していくかなのですが「5問 + 10問/20問ゲット」を方針、とすることが効果大となりましょう。さて、どういう意味か?       

 最初の「5問」とはハードウェア関係の設問、これを指してます。そうです、「ココは100%取る」のです。具体策は後述しますが先ず以て、方針としてそれを銘記しましょう。冒頭の5問(20点分)は基本問題です。変化球・ダミー選択肢を挟みはしますが、過去問とその解説欄からの出題と診てほぼほぼ、間違いがなく情シスに於いて最も、対策の立てやすい分野になります。そして「+10問/20問ゲット」の部分ですが、ここは詳しい説明が必要になりましょう。それを以下で述べます。

 この+10問/20問ゲットとは「得点率50%を目指す」の意味になりまして、意識面としてまあ、「二択に絞れればOKとする」てな意味なんですけど、情シスに於いて知識の深追いを避け、他科目との兼ね合いを取り、学習効率を向上させることを目的としてます。意識高い系・情シス出題者の繰り出す〝うんちゃらハイパーテクノロジー〟な重箱の隅、華麗にスルーして代わりに、他科目の基本問暗記に時間投下、するための戦略です。いやまあ、なにせ、この分野、受験校の講師すらも取れてません(確認済み)。「担当1科目の講師すら、取れない。その分野を7科目受験の我々が取れるとお思いですか?」なんてことはクドクドと、申し上げませんがどうやったら賢い対処が出来るのでしょうか。それが、「二択に絞れればOKとする」の、意識付けです。

 さてこの、「二択に絞れればOKとする」の意識なんですが、単純計算で「2択に絞れた問題を2問作ると4点ゲット」なんです。ええ無論、確率の話なんですが、この意識を持つことが大切。さもないとあの、広大な出題範囲に惑わされ真面目な方ほど、100年に1回しか出題されないかもしれない知識習得に精を出すハメに陥ります。ただでさえ貴重な、勉強時間です。それを、そんな分野を追い求めることに使ったりすると結果は自明でして、ええ、「暗記した分野が出題されなかった上に、経済学の基本問題を落としたよ」になるんです。コワイですよ、情シスは、戦略を見誤ると・・・・・・・他科目へも悪影響を、及ぼしかねない科目です。  

 ですんで、2択でOK意識です。これが非常に大切でして、2択に絞れた問題を「たくさん作っていくイメージ」です。テキストや過去問をやっていれば、さすがに2択には絞れるようになりますからね。4択残し問題(難化)になってもそれが4問あれば、全部をエにしてても1問くらいは取れますんで、まあ、「1択にせねばー!!!!」な意識を捨てることです。ムダですからね。追い求めるべきは情シス広範囲ではなく、他科目の基本問題・定着化です。

 

戦術面は「LEC講師・黒川さん」への高依存。  

 戦略のあとは戦術面です。そしてもう、ここはLEC黒川さんになります。彼の作成するレジュメ、答練、模試等々ですが・・・・・・・・的中率が高いんですね。それが、お勧めする理由です。ところで出題者の家を燃やすという、書き込みされる位に難化したH28、伝説の選択肢となった「ホワイトデーターセンター」ですが、その重箱隅知識までもカバーしてたのが黒川講義です。黒川講師の探求心には脱帽なんでして、的中率の高さがスバラシイんですけど彼の用意する各種資料ですが、他にも特筆すべき点がありまして、「基本問題の深堀りがなされてある」んですね。ここも非常に、我々の助けとなる点です。

 戦略面で「冒頭5問の基本問題ゲットが必達」と申し上げました。けど、大半の受験生はこの、基本問題すらもポロポロと落とすんですね。なぜかと云うと「問われたかを変化させて来る(来やがる)から」なんですけど黒川レジュメは、この点へも対応されてます。

 

ア デバイスドライバとは〇〇〇〇な機能をPCで実現する。

イ デバイスドライバとは〇〇〇〇な機能をPCで実現するソフトウェアである。

 

 このままこんな問題は出ませんが、まあ、一句が挿入されてある問題です。そうですこの、「一句挿入されてあるだけで意味が全然違ってくる」系の、問題対処です。出題者はこんなカタチで選択肢を作ってくるんですが、案外、悩ましいとはお思いになりませんか。「ええっと、デバイスドライバってソフトウェアだったっけ?」ですね。「〇〇〇〇部分の説明、これは合っている気がする。でも、この、『ソフトウェアである』の一句が悩ましい」・・・・・試験本番ではこんな事態が、前半5問で起こるのです。こんな事では(受験校講師すら取れない)なんちゃらハイパーテクノロジーではなく、基本知識の深堀りをやっときゃ良かったと8月試験2日目に気づく、のですがもう、遅い。「来年また受験しにおいで~」と宣告されちゃうんですが、これがコワイですよ、この試験は。ソフトウェアか否かな点、そこを知っておくだけで得点出来たのに翌日の自己採点、してみれば、「デバイスドライバ問題!あそこで取れてれば二次にいけた(涙)」になるんです、多数の受験生が。

 この、基本知識の「深堀り」と「他方面からの問い方」ですが、素人には対処不能です。そしてそれこそがLEC黒川さん講義、お勧めする理由になります。クドイけど、以下は自慢話として聞いて欲しいワケではありません。黒川さん各種資料の的中率や対応度の高さを物語る話として読んでもらいたいんですがH28年情シスすら56点、「この私が」ゲット出来たのです。素点52+得点調整4での56とは云え、これは偉業とは言えないでしょうか。そして、以下は謙遜ではなく私以上の情弱は今まで、存在確認できていないのですがそんな私でもなぜ、翌年64点で科目合格が可能となったのか・・・・・・・戦術面で黒川講師、使い倒したためなんであります。

 無論、「黒川さんに弟子入りする」なんて選択肢は¥の問題もありますし、他受験校生にとってはハードルの高い選択、になりましょう。なので万人受けする方法でナイことは承知してます。けれども他にどんな方法があるんでしょう・・・・・・・・私はたまたま最初から、黒川さん講義を受講出来ました。これは非常に、幸運だったってことなんでしょうか。ちなみに今年、平成30年は黒川講師の受講をお勧めした受験生、TAC生を含んで全員合格でした。 

ゲーム化するのだよ。ハマるのだよ。

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  Gamalizeとかかっこよく仮称しとこうか。試験勉強のゲーム化です。仕事の合間にゲームをしているサラリーマンは多いけど、勉強する人は少ないんです。これはゲーム性の有無問題なんでしょうけどあたしゃ診断士試験の勉強ですが、途中からゲームと化しておりました。勉強がなんと、仕事の気分転換と化したワケなんでして(!)運転免許の学科試験、これに2度もオチた勉強嫌いの私がどうして、診断士試験にハマッたのか・・・・・本日は、そんなお話などを。

 

 私はこの診断士試験を「坂の上の雲ゲーム」と捉えて、そして、ハマることに成功しました。〝歩兵第一師団〟である「経済学」がなかなか思うように、強くなってはくれません。記録する訓練(学習)時間が200時間を超えますが、難敵ロシアの要塞はビクともしないのです。騎兵隊である「情報システム」はもう、世界最弱と云ってもいい陣容でした。LANケーブルを「せん」と呼称してた程度の軍でしたからもう、小学生にも負けるレベル。イチから粛々と強化して、坂の上の雲を目指して歩いていくことが求められました。なにせ相手は、あの、世界最強のコサック騎兵です・・・・・・・・・ってな具合に。

 

 随分と子供じみてますが、かなり効果がありました。勉強ではなくゲームととらえることで脳味噌が、興味をもって働きかけをしてくれるんです。スマホで学習時間を記録しますと、それがその部隊の強化の度合い。「ヤバイ、このままじゃ負ける」「二百三高地、落とせない」「落とせないとなると、日本(=オレ)は滅ぶ」・・・・こうなると仕事の空き時間に、自然と、その「坂の上の雲ゲーム」を開始するようになるんです。なにせ、負けますもん、このままだと。

 

 坂の上の雲以外にも、「信長の野望」に設定してもイイですし、「高校野球ゲーム」に設定してもイイんですがゲーム化するのが良いと思います。ゲーム化しないと長期戦は、戦えないような気がしてます。学習時間をキチンと記録して、「お、城下町の経済度があがった」としてもよし、「三遊間の守備力が強化された」もよしです。ともかく(無味乾燥な)試験勉強を、ゲームにしてしまいましょう。Gamalizeすることにより我々の脳味噌は、案外単純にハマってくれます。勉強してないと気持ちが悪く感じられるくらいに。

 

 

 

 

残念なお知らせですが「もう間に合いません」よ。

  「過ぎ去ったことは忘れ、私は目標に向かって前進する」 ―― 使徒パウロ

 

 1日4時間勉強したとして一次試験まで、残り約1,000時間ほどとなってますね、現在。3時間しか勉強出来ないような方は、今からやっても間に合いません。保証しますけども今から(ゼロから)診断士一次を目指してもムダですんで、ここで読むのは止めましょう。中途半端な勉強時間ですが、そんなことしてても不合格です、余程の天才でもナイ限りは。

 ちなみに脅しているんじゃ、ナイんです。イジワルを言っているのでもなく、これ、親切心なんです。犠牲にするものが大きいんですよ、診断士試験は。家庭はゴチャゴチャになりますし、仕事との両立を求められますから精神的にもヤラれます。ミスしてお客さんから「怒怒怒怒怒!」と怒られるし、交通事故まで起こします(=オレ)。そんな中で要受験科目が、列記しますけども「経済学」「財務会計」「企業経営理論」「運営管理」と来まして、さらに、「経営法務」「情報システム」「中小企業政策」とアルんです。いや、冷静になってみてくださいよ、間に合うと思いますか?1日たった3時間しか、勉強していない方が・・・・・・・・・間に合うワケ、ないんです。

 それでも受験するってな方は先ず、この現実を受け止めるべきだと思います。現実とは「1日4時間を投下しても、残り約1,000時間である」ということです。「診断士はサラリーマンが、自己啓発で受験する資格です~」なノリが散見されますが、そして私もその言葉を信じ、ナメていた時期があったんですけれども一次ですが、かなりヤバイ試験です。心からの親切で忠告すれば、「今からじゃ絶対に間に合いませんよ」な言葉になるんです。ですんで、今からヤルぞ!って人は陳腐なもの言いになりますが「よほど心してかからないと」時間のムダになりますし、どれくらいの「心して」なのかと云えば、甲子園を目指す高校球児並みの覚悟です。それは最低限、必須要件になるでしょう。

 

 さて、作物という成果を得る前に我々は、田んぼを整備する必要があります。そして田んぼとは我々にとって、時間管理等の環境整備が該当するでしょうか。1日4時間を投下出来るタイムマネジメント、出来てますか。あるいは休日を使って勉強時間、確保出来ますか。もしも、出来ないようでしたらたぶん、8月第1週に泣くことになるでしょう。ですんで犠牲の大きい診断士試験です。4時間投下/日がムリならばもう、止めた方が良いです。それでもヤルって方は「過ぎ去ったことは忘れ、私は目標に向かって前進する」という使徒パウロに倣い、そうです、「ヤレ」です。

 

 今から、ヤレ。

 

 なぜなら、もう、間に合わないから。

 

 普通のことやってりゃ、間に合わないから。