机上に踊る胆と熱

中小企業診断士試験についての(役に立つ)所感

残念なお知らせですが「もう間に合いません」よ。

  「過ぎ去ったことは忘れ、私は目標に向かって前進する」 ―― 使徒パウロ

 

 1日4時間勉強したとして一次試験まで、残り約1,000時間ほどとなってますね、現在。3時間しか勉強出来ないような方は、今からやっても間に合いません。保証しますけども今から(ゼロから)診断士一次を目指してもムダですんで、ここで読むのは止めましょう。中途半端な勉強時間ですが、そんなことしてても不合格です、余程の天才でもナイ限りは。

 ちなみに脅しているんじゃ、ナイんです。イジワルを言っているのでもなく、これ、親切心なんです。犠牲にするものが大きいんですよ、診断士試験は。家庭はゴチャゴチャになりますし、仕事との両立を求められますから精神的にもヤラれます。ミスしてお客さんから「怒怒怒怒怒!」と怒られるし、交通事故まで起こします(=オレ)。そんな中で要受験科目が、列記しますけども「経済学」「財務会計」「企業経営理論」「運営管理」と来まして、さらに、「経営法務」「情報システム」「中小企業政策」とアルんです。いや、冷静になってみてくださいよ、間に合うと思いますか?1日たった3時間しか、勉強していない方が・・・・・・・・・間に合うワケ、ないんです。

 それでも受験するってな方は先ず、この現実を受け止めるべきだと思います。現実とは「1日4時間を投下しても、残り約1,000時間である」ということです。「診断士はサラリーマンが、自己啓発で受験する資格です~」なノリが散見されますが、そして私もその言葉を信じ、ナメていた時期があったんですけれども一次ですが、かなりヤバイ試験です。心からの親切で忠告すれば、「今からじゃ絶対に間に合いませんよ」な言葉になるんです。ですんで、今からヤルぞ!って人は陳腐なもの言いになりますが「よほど心してかからないと」時間のムダになりますし、どれくらいの「心して」なのかと云えば、甲子園を目指す高校球児並みの覚悟です。それは最低限、必須要件になるでしょう。

 

 さて、作物という成果を得る前に我々は、田んぼを整備する必要があります。そして田んぼとは我々にとって、時間管理等の環境整備が該当するでしょうか。1日4時間を投下出来るタイムマネジメント、出来てますか。あるいは休日を使って勉強時間、確保出来ますか。もしも、出来ないようでしたらたぶん、8月第1週に泣くことになるでしょう。ですんで犠牲の大きい診断士試験です。4時間投下/日がムリならばもう、止めた方が良いです。それでもヤルって方は「過ぎ去ったことは忘れ、私は目標に向かって前進する」という使徒パウロに倣い、そうです、「ヤレ」です。

 

 今から、ヤレ。

 

 なぜなら、もう、間に合わないから。

 

 普通のことやってりゃ、間に合わないから。